2008年5月2日金曜日

つまるところ・・・

つまるところ僕の研究ってぇのはこういうことだ。
ある人の働きにより世の中がどう変わったかということ。その結果、それまであったものがなくなり、新しくでてきたものもあっただろう。現在が今あるようにできあがり、別のあり方にならなかったのはなんでだろう?これを人物の働きから見てみるんだ。法律によって世の中が変わるってこともあるんだけど、その法律だって誰かが苦労して作るんだから。
なに?ひとりの働きで歴史が動くわけじゃないって?もちろん、誰だっていろんな人に助けられて仕事をするもんだ。でも、ひとりの働きの大きさを馬鹿にするもんじゃないよ。あんただって自分の仕事に歴史を動かす意味があると思えばやる気も違ってくるだろ?
(『ある博士の記憶』)

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