2009年9月28日月曜日

中村天風の教義

買ってはいたけどなかなか読めなかった(というか、頭に入って来なかった)中村天風の『研心抄』。ようやくじっくり時間をかけて読んでみました。これは、必読です。

本書は数ある自己啓発本の中でも古典の部類に入りますが、現在でも十分に価値のある一冊です。単なるポジティブ・シンキングじゃだめな理由が書かれています。ポジティブ本に読み飽きた方は必読です。

『引き寄せの法則』のウィリアム・W・アトキンソンに影響を受けたと、林陽氏は書かれていますが、根拠はいかに?しかし両者を読み比べるとわかりますね。アトキンソン(ヨギ・ラマチャラカ名義のものを含む)と天風の関係については、改めて書こうと思います。

2009年9月2日水曜日

消費者庁長官人事の問題

消費者庁初代長官に旧建設省OBである内田俊一・元内閣府事務次官を就任した。

民主党はこれに反対し、やめさせようとするだろう。

こうした政治家による官僚の介入に対し、国家公務員法で長官の身分は保障されているので、政治的な圧力で辞めさせることはできないという意見が、特に官僚から出る。・・・と新聞では解説される。

あくまで法律の上ではそうだ。

しかしねえ、一向に解決できない天下りというシステムの根本的な背景が、事務次官の同期は一斉にやめなければならないという、法律でもなんでもない慣習によるものであることを考えると、官僚の側の考え方ひとつということになる。

マスコミも、反対の動きに対して、官僚が持ち出す法律上の根拠等云々をそのまま垂れ流すんじゃなくて、やめさせるべきかどうか、はっきり意見として示したらどうなのか。もっと自分のやるべき仕事というのをきちんと自覚しようよ、新聞記者のみなさん。